VAGANOVA BALLET ACADEMY “THE FAIRY DOLL” & “PAQUITA”

創立280年の歴史を今なお紡ぐ2演目、一挙上演!!
ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミー

ワガノワの伝統を伝えるステージが復活!
ロシア・バレエ芸術史に語り継がれる衣装
『人形の精』組曲

音楽:J.バイエル/振付:レガット兄弟/K.セルゲーエフ/N.ツィスカリーゼ

プティパ生誕200年!未来のスター達の心躍る舞台
『パキータ』

音楽:L.ミンクス他/振付:M.プティパ/Y.ブルラーカ
※音楽は特別録音による音源を使用します

2019年1月17日(木)19:00開演
会場:Bunkamura オーチャードホール
S席:10,500円 A席:8,600円 B席:5,400円 C席:3,200円(全席指定・税込)
※5歳未満入場不可

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チケットスペース:03-3234-9999

アルス東京 申込フォーム準備中
※9月15日(土)発売

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『人形の精 組曲』
The revival and evolution of tradition - The present of vaganova, 280th anniversary of foundation -
伝統の復活と進化 – 創立280周年のワガノワの現在 –
帝政ロシアから受け継がれる伝統。ロシア・バレエの立役者“ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミー”は今年創立280周年を迎えた。サンクトペテルブルクやモスクワでは、この偉大な節目を記念して様々なイベントが目白押しだ。
ワガノワは“伝統”を正しく継承するという信念のもと、その復活と未来への進化を続ける。今回の『パキータ』『人形の精』もその象徴的演目だ。
「小品やヴァリエーションが得意なダンサーではなく、バレエとは何かを知るアーティストを育てる」
ために、ワガノワ最大のイベント卒業公演の演目を小品から幕もの中心に変えたことも興味深い。大きな歴史を背負い進み続ける生徒たちがどんな輝きを見せてくれるか、期待は高まる。

人形の精 組曲

"The Fairy Doll" - A New Wind blew in "Suite" -
『人形の精』– 新しい風が吹き込まれた「組曲版」 –
レガット兄弟の振付で1903年にロシアで初演。1989年、当時の校長K.セルゲーエフが復活版を振付け、ワガノワのレパートリーに。閉店後の人形たちが生き生きしたソロやパ・ド・トロワ、民族色豊かな群舞を繰り広げる内容は、生徒たちの実力と個性を輝かせた。
今回披露されるのは、その版をもとに現校長N.ツィスカリーゼが新しい風を吹き込んだ「組曲版」。古い資料を紐解き、昔を知る人々に取材し、レガット兄弟の振付に近づけ、現代に合わない踊りを整理、自らの振付を加えた。この試みは、伝統を守りつつ21世紀のダイナミズムを備えている等、高い評価を獲得。 また、初演の衣装デザインはバレエ・リュス作品でも大活躍したL.バクスト。初演に近づけるよう力を尽くした衣装も見逃せない。


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『人形の精』は、ニコライとセルゲイのレガット兄弟の振付で1903年にロシア初演が行われた作品。1989年、当時のアカデミー校長コンスタンチン・セルゲーエフが復活版を振付け、ワガノワ・バレエ・アカデミーのレパートリーに入った。お客や店員が帰ったあとの人形店で、華やかな衣裳に身を包んだ人形たちが、生き生きしたソロやパ・ド・トロワ、民族色あふれる群舞などを繰り広げる内容は、アカデミーの生徒たちの実力と個性を輝かせるのにぴったりだった。

今回、日本で披露されるのは、そのセルゲーエフ版をもとに現校長ニコライ・ツィスカリーゼが“復活”を試みた「組曲版」。エルミタージュ劇場250周年記念コンサートでアカデミーがこの作品を上演することが決まったとき、ツィスカリーゼは古い資料を紐解くと同時に、昔を知るダンサーや観客から取材し、レガット兄弟の振付により近づける努力を行った。いっぽうでマイムや現代に合わない踊りを整理し、自らの振付を加えるなど、新しい風を吹き込む。そのかいあって、2015年の初演では、伝統を守りながら21世紀にふさわしいダイナミズムを備えている等、高い評価を獲得した。ツィスカリーゼは語る。

「タイムスリップしてみたいとは思うけれど、100年以上前の作品を完璧にもとどおりにするのは無理な話です。作品は世代ごとに新しい味わいを加えるものですし、現代とニコライ2世時代のバレエは違って当然。これはワガノワの教師たち、バレエ史家、評論家たちが力を合わせて生み出した作品なのです」

2016年には全幕版も完成したが、今回日本で披露されるのは、エルミタージュでの初演の興奮をほうふつとさせる「組曲版」。ほのぼのとした情感と高度なテクニックが見どころの、人形の精とピエロのパ・ド・トロワをはじめ、コンサートでおなじみの踊りももちろん登場する。また、今回の上演で見逃せないもののひとつが衣裳だ。1903年に衣裳デザインを行ったのは、かのバレエ・リュス作品の美術でも大活躍したレオン・バクスト。新版で衣裳を担当したパラジーゾフが、当時のデザインに近づけるよう力を尽くしたというその出来栄えを、ぜひこの目で確かめたい。(舞踊評論家 新藤弘子)

パキータ

"Paquita" - Works that will spin the history of Vaganova -
『パキータ』– 今後、ワガノワの歴史を紡いでいく作品 –
ジプシー娘と仏軍士官の恋を描くバレエで、1847年にロシアで初演。 ワガノワにもなじみ深い作品だが、今回上演されるのは2008年にY.ブルラーカが舞踊譜を研究し振付けたグラン・パを含むワガノワ版。初演170周年となる2017年の卒業公演で上演。その際、様々な資料を参考に、慎重に直しの手を入れた。衣装もオリジナルに近づけ、長らく忘れられていた複数のヴァリエーションを復活させるなど、見どころはたっぷり。
プティパ生誕200年と学校創立280周年が重なる2018年、記念のガラ・コンサートがモスクワのボリショイ劇場で上演。
メインはこの『パキータ』で、ザハーロワ、オブラスツォーワら、ワガノワ出身のスターたちと生徒の共演は、バレエファンへの光り輝く贈りものになった。
その『パキータ』が、将来のスターたちのみずみずしい踊りによって、いよいよ日本初披露。


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いっぽう『パキータ』も、プティパ生誕200年を迎えた今年(2018年)、非常に注目が高まっている作品。ジプシー娘パキータとフランス軍士官の恋を描くバレエは、プティパが自らのロシアでのデビュー作品に選んだことでも知られる。1847年のロシア初演では、プティパは兄リュシアンと振付を行うとともに主役を踊って脚光を浴びた。1881年に全幕版がマリインスキー劇場で初演されたが、いつしか全幕での上演は途切れ、第3幕のグラン・パのみが踊られる時代が長く続く。

ワガノワ・バレエ・アカデミーには1987年に生徒に向けて振付けられたグラン・パもあり、『パキータ』はなじみ深い作品だが、今回上演されるのは、2008年にユーリ・ブルラーカが過去の舞踊譜を研究して振付け、ボリショイ劇場で発表したグラン・パを含む“ワガノワの『パキータ』”。長い年月の間に忘れられていた複数のヴァリエーションを復活させるなど、見どころはたっぷりだ。アカデミーはこれを『パキータ』初演170周年となる2017年の卒業公演で上演。校長ツィスカリーゼは舞踊譜やペテルブルクの演劇博物館にある資料を参考に、ワガノワの教師たちとも相談しながら、慎重に直しの手を入れた。生徒に合わせてヴァリエーションを刷新し、衣裳についても、例えばクシェシンスカヤのモノクロ写真と「彼女の衣裳は水色だった」という証言をすり合わせるといった繊細な作業を重ねて、オリジナルにできるだけ近いものを作りあげていった。公演を観たブルラーカは「これはプティパへの贈りものだ!」と賞賛したという。

プティパ生誕200年とワガノワ・バレエ・アカデミー創立280周年が重なった2018年6月、記念のガラ・コンサートがモスクワのボリショイ劇場などで上演されると、会場は同じころ開催されていたサッカーW杯にも負けない、熱い思いを抱いたバレエ・ファンで満席になった。ガラには日本を含む各国のバレエ学校も参加したが、なんといっても盛り上がったのは、メインの演目として上演されたこの『パキータ』。可憐で初々しいアカデミーの生徒たちと、ザハーロワやオブラスツォーワら、ワガノワ出身のそうそうたるスターたちとの眩いばかりの共演は、バレエを愛する観客への光り輝くような贈りものになった。

その『パキータ』が、いよいよ日本で初披露される。アカデミーの定番演目として、この先も長く演じられてゆくに違いないが、将来のスター候補生たちのみずみずしい踊りを、心ゆくまで味わいたい。(舞踊評論家 新藤弘子)

『パキータ』