
「白鳥の湖」に並ぶ古典バレエの名作、150年以上も人々を魅了し続けてきた「ジゼル」。
村の娘ジゼルはロイスと愛し合っています。しかしロイスは実はアルブレヒト公爵の仮の姿でした。ジゼルは毎日のようにロイスと踊り遊んでいましたが、ジゼルは体が弱く、ジゼルの母は心配していました。そして「踊りの好きな娘は、結婚前に死ぬとウィリ(夜になると墓から抜け出し,通りすがりの男を死ぬまで踊らせる伝説の妖精)になってしまうよ」とジゼルに警告します。
ジゼルに密かに思いを寄せていたのは森番のヒラリオン。彼はロイスの身分について疑惑を持ち、ロイスの家に忍び込みます。
そこへ狩りをしていた大公とその娘のバチルド姫が登場。バチルド姫は、たまたまジゼルの家の前で菓子のもてなしをうけ、彼女に好感を持ち、婚約していることを聞くとプレゼントを渡します。大公とバチルド姫はジゼルの家の中で休ませてもらうことにしました。
そこへロイスがジゼルに会いに来ます。そしてヒラリオンが登場し、ロイスの家で見つけた立派なマントと剣を突き出します。ジゼルはロイスが貴族であり、そしてここにいるバチルド姫はアルブレヒト(=ロイス)の婚約者であるということを知ってしまいます。ジゼルは狂気に陥り、ショックのあまりそのまま死んでしまいます。
墓場の中にジゼルの新しい墓標が立っています。ウィリ(妖精)の女王ミルタと何人かのウィリが踊り出します。やがて、死装束のジゼルが立ち上がりますが、ミルタが彼女に触れると、彼女の衣装もウィリの衣装に変わります。ウィリたちの踊りが続きます。
そこへヒラリオンが現れます。彼はウィリに囲まれてしまい、そのまま沼に突き落とされて死んでしまいます。さらにアルブレヒトも通りかかり、同じようにウィリに囲まれますが、彼への愛の記憶が残っていたジゼルは助けようとします。愛するジゼルとともに踊り始めるアルブレヒト。間一髪、夜明けの鐘が鳴り響き、妖精たちは消えてゆき、アルブレヒトは一命をとりとめます。そしてジゼルもまた、墓に消え去っていきます。